DamStyle - 上来沢川ダム

・水系/河川
　富士川水系/小武川

・ダム形式
　重力式コンクリート

・堤高
　19m

・堤長
　49.6m

・堤体積
　7,000m3

・総貯水量
　20,000m3

・有効貯水量
　9,000m3

東京電力の発電専用ダム。アクセスは悪いが非常に面白い。
市街地から少々は10キロ程しか離れていないが道中は全て砂利道である。路面は段差が多い為厳しく、私のシャコタン仕様レガシィでは数え切れないほど腹を擦った。またダム手前1キロは車両通行止めとなっており、20分程かけて勾配のキツイ未舗装道路を歩く必要がある。それなりの苦労をしなければ辿り着けないダムであった。
ダムの特徴としては、石積み調に装飾された提体や透き通る水など他には無い美しさを持っている。その反面、周辺は落石が酷く非常に険しい場所に建設されたことが伺える。なお堆砂対策のためか、提体には排砂管が設置されているとのことだ。

提体を直下から眺める。中央下に空いている穴が排砂管だと思われる(多分)。

排砂管内には階段が設置されていた。は、入りたい・・・(入ってません)。

提体直下から下流側を見る。減勢工？にある石は全て落石と思われる。

洪水吐には真新しい改修後があった。2006年に行った無許可工事の一環だろうか。

提体中央付近にある塔は排砂管操作用と思われる。右には流入部、左には取水設備。

ダム湖は非常に美しいエメラルドグリーン。神秘的である。

ダム湖は非常に小さい。左右両岸とも崩れているようだが大丈夫だろうか。

上流側。非常に過酷な河川のようだ。台風でも来たらダム湖が埋まりそう。

ダム1キロ手前で車両通行止め。ここからはピクニック気分で徒歩を楽しむと良い。